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大使館からのお知らせ

01.21.2016

「リトビネンコ事件」に関する英国「公聴会」の報告書発表に関するM.V.ザハロワ・ロシア外務省公式代表の声明

本年1月21日に英国で発表されたA.リトビネンコの死亡状況に関するいわゆる「公聴会」の報告書に関して申し上げれば、一見プロフェッショナルに見える裁判官の下で1年半にわたって行われた水面下の活動が出した結論は、私たちが想定した通りのものでした。英国の裁判所と行政はロシアとロシア指導部を中傷するというたった一つの目的のために偽司法手続きを演じ、その論理的帰着となったのがこの報告書です。

ちなみに申し上げると、控えめに言っても極めて独特としか言えないこの調査形式は、その名称とは裏腹に、ロシア側に対しても、英国世論に対しても、透明でもなければ公開でもなく、諜報機関の「極秘」資料や「匿名」の証人の証言を検討する非公開の会議が数多く行われました。このような調査方法を採用した段階で、発表された結論の客観性と公平性を疑うには十分です。

私たちが、英国で死亡したロシア人の死因について、客観的で先入観のない捜査を望んでいると何度も述べてきたことは有名です。英国法に基づき英国内で過去に実施された公開検視捜査にロシア連邦捜査委員会が関係者として積極的に参加していたことだけをとっても、ロシア側のその姿勢がよく表れています。

ご存知の通り、英国政権の求める結論に至ることができなかった検視捜査が中止され、その後に「公聴会」が始まりました。このときロシア捜査委員会は、「公聴会」が不透明かつ司法手続きの政治化を免れないものであることから、「公聴会」への参加を諦めざるを得ませんでした。結果として、私たちの予想は的中しました。

また、英国内務省が「公聴会」の開始を決定したのが2014年半ばであり、それがウクライナ東部の情勢悪化と時期的に一致するのは偶然とは思えませんが、この時期に2人の重要参考人が原因不明の死を遂げており、その死亡状況は未だ明らかになっていません。重要参考人とはB.ベレゾフスキーとデヴィッド・ウエストです。後者はB.ベレゾフスキーとA.リトビネンコが頻繁に訪れていたロンドンのレストランのオーナーであり、リトビネンコが毒殺されたと考えられる日の2日前にポロニウムの痕跡が発見されたのもこのレストランです。

英国では現在、別のロシア人、A.ペレピリチヌィの死因特定に関する事件の公判前手続きが進行中であり、その中で、当初の検視捜査の際、ペレピリチヌィと英国諜報機関が「仕事」をしていたことを示す資料を英国警察が隠匿していた事実が判明したのは極めて示唆的です。その後、この事件が辿ったシナリオには「A.リトビネンコ事件」との共通点が数多く見られるようになりました。警察は、一連の書類に含まれる情報が「国家安全保障に害を与える可能性があるか、英国の国際関係に影響を及ぼす恐れがある」ため、それらを捜査から除外するよう求める申請を行う意向を表明しました。

総じて言うと、英国側の行動は、国内の法制度を予め結論が決まっているような政治的バイアスのかかった不透明な捜査のために利用し、客観的な司法捜査を政治的茶番に変えてしまうという危険な前例をつくっているという結論に至ります。

www.mid.ru


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